今回は今まで何度か記事の中で触れたものの、ちゃんと紹介していなかった「天天象棋」について紹介したいと思います。
<追記>2021年1月1日にアップデートがあり、天天象棋のデザインが少し変わりました。ここで紹介している画像は旧バージョン時のものなので少し違いがあると思います。ご注意ください。
天天象棋とは?
「天天象棋」は世界で最も有名で利用者の多いシャンチーアプリです。
大体常時10万~20万人ほどのプレイヤーがシャンチーを指しており、最近ではオンライン大会などでもよく利用されています。
将棋ファンの方は「将棋ウォーズ」のシャンチー版とイメージして頂くと分かりやすいでしょう。
この天天象棋はあったらいいなと思う機能がほぼ全て網羅されている素晴らしいアプリなのですが、唯一の難点が中国のアプリなので日本語対応していません。そこが以前紹介した「PlayOK」とは異なる点です。
とはいえ中国語は漢字ですし慣れれば操作はそれほど難しくないと思います。
総合的に見てシャンチーファン必携といえるアプリなので、皆さんぜひ使って見てください!
ダウンロードとログイン
日本人が天天象棋をやろうと思った時のハードルが、ダウンロードとログインです。
まずダウンロードに関して、アップルユーザー(iphone、ipad)の方はAppStoreからダウンロード出来るので問題ありません。厄介なのはそれ以外のユーザーの方で、googleのPlayStoreにはこのアプリは入っていないんです(2020年12月現在)。
そのため天天象棋のホームページ(https://xiangqi.qq.com/)に行って、右上の「启动游戏」を押してダウンロードする必要があります。
この際スマホ側からの何かしらの警告が出る可能性が高いですが、警告を無視して進めると無事ダウンロードすることができます。
なお管理人自身は今まで特に何も起きていない(気づいていないだけかも)ので大丈夫だとは思いますが、警告が出た際のダウンロードは自己責任でお願いします。
無事アプリをダウンロードできたら今度はログインです。
基本的にこのアプリを利用する際は「微信(wechat)」か「QQ」のアカウントが必要になります。
どっちのアカウントでも良いですが、迷ったら中国版ラインの「微信(wechat)」でやってみましょう。このアプリはgoogleのPlayStoreからもダウンロードできますし、日本語対応もしています。登録方法については検索したら解説サイトがたくさん出てくるのでここでは省きます。
こうしてアカウント作成が出来たら天天象棋を起動させ、登録したアカウントのほうを押して先に進むことができれば、最初のステップは完了です。
基本的な遊び方
天天象棋には色々な機能があるのですが、基本的なところだけ紹介します。
下の画像が天天象棋を起動させた時の最初の画面です。
まずは左下の「象棋」を押して見ましょう。すると次のような画面になります。
一番上の「残局闯关」を押すと残局の問題に挑戦することができます。
上から2番目の「棋力评测」が最もメインとなる機能で、次の画面の「开始评测」を押すと自分と同レベルの相手と瞬時にマッチングし、対戦することができます。
持ち時間は15分+1手5秒加算で、一手は1分半以内(最初の3手は30秒以内)に指さないといけないというルールです(2020年12月現在)
対局に勝てば点数(レーティングのようなもの)が増え、負けたら点数が減るという仕組みで、常に自分と同レベルの相手と対戦できるようになっています。
また点数によってクラス分けがされており、自分のシャンチーのレベルがどれくらいかを表す指標としてもよく使われます。
どのクラスがどれくらいのレベルかという目安は次の記事で紹介します。
下から2番目の「我的棋譜」を押すと棋力评测などで自分が指した棋譜を見ることができます。
次に最初の画面から下にある「学棋」を押して見ましょう。すると次のような画面になります。
まず上から3番目の「题库训练」では、主に殺法の問題にチャレンジすることができます。これの面白いところは、自分のレベルにあった問題をAIが自動判定して出題してくれるところです。
上から4番目の「自我分析」では棋譜をアプリ内のソフトに分析させることができます。パソコンで使う本格的な分析ソフトよりかは若干劣ると思いますが、十分参考になるでしょう。
下から2番目の「大师开局」ではプロが指した棋譜のデータベースが入っています。実戦例を調べたいときに便利です。
以上が基本的な遊び方になります。
初めは中国語ばかりで戸惑うこともあるかと思いますが、使っているとすぐに慣れるでしょう。
もし分からないこと等あれば、コメントお待ちしております。
天天象棋には他にも様々な機能があるので、ぜひ色々触りながら楽しんで頂ければと思います。